ジャガーコーヒープロジェクトとボルカフェの取り組み

環境保護と持続可能性に配慮した製品で、1ポンド(約450g)当たり1セントがジャガーの生息地である森林保全活動に寄付されます。単に味だけでなく、産地の自然環境とコミュニティに目を向けたコーヒーです。

2010年に開始されたジャガーコーヒープロジェクトは、1,500m以下の標高で栽培される完熟豆のみを使用した、小規模農家支援型のプロジェクトです。このプロジェクトは、高品質コーヒーの生産だけでなく、小農家とそのコミュニティの発展、さらに環境保全も重視しています。

生産工程では、東南アジアの伝統的な精選方法を採用し、手選別と自然発酵の後、機械乾燥と天日乾燥を組み合わせて仕上げています。
環境保全面では、FUNDAZOOという団体が研究、生態系管理、環境教育を担当。学生向けワークショップ、植林活動、動物園の環境改善、展示会の開催などを行い、自生植物の保護団体とも連携して活動を展開しています。ボルカフェコスタリカは、販売されるコーヒー1ポンドにつき1セントを寄付し、その資金は保全活動や研究に活用されます。このシステムにより、消費者はコーヒーを購入することで、コスタリカのジャガー保護活動に直接貢献できる仕組みとなっています。

さらに、ボルカフェは2014年から「ボルカフェウェイ」という独自の農家支援プログラムを展開。技術指導、苗木の提供、シェードツリーの植樹などを通じて、45,000世帯以上の農家を支援してきました。2023年には、これまでの支援で得た知見をもとに、「ボルカフェ ベリファイド」と「ボルカフェ エクセレンス」という2つの独自認証を確立。これらの認証は「農家の生活収入の確保」「気候変動との闘い」「繁栄するコミュニティの支援」の3つを重点分野としています。

ボルカフェ
https://volcafe.co.jp/portfolio-items/wildlife-conservation-project-jp/